ニートは仕事を選ぶな!系のネット世論とニート支援の現場との温度差の話
インターネットを見ていると仕事なんて選ばなければあるじゃん!ニートは仕事を選んでいる贅沢者だ的な論調っていうのがあるんですよ。
う~ん、なんというかですね。5chに出てくるステレオタイプなニートって、おそらく物凄い少ないんです。
実際に足でかせいだローカルな情報ですが、自治体とかNPOとかに結構な回数でお話を聞きにいったのですが、存在しないんですね。
いわゆる働いたら負けだと思っている!的な戦略的ニートって結構な数の支援者さん&当事者さんにお話を聞きましたがついに確認することができませんでした。
ニートの就労についてって、例としては不健全ではありますが、例えば、(殺人逃亡犯の)市橋達也でも就職できたんだから、仕事はあるでしょ?的な話ってあるんですけど、うん、確かに仕事は存在するんですよね。
でも、仕事の存在する/しない、と仕事をする/しない、の問題は別なんじゃないかな。と。思うわけです。
例えば、DV被害者の女性とかに、逃げればいいじゃん!という意見ってあると思うんですが、逃げられないんですよね。理由は色々とあると思いますが。
他にも、ブラック企業で働き続ける人も似ていて、ホワイト企業に勤務している人は「辞めればいいじゃん!」と言ってしまいがち、というか、現実問題としては戦略的ブラック企業からは逃げるしかないと思うのですが、何らかの理由でとどまってしまう人が存在するんですよね。だから、戦略的ブラック企業ってなくならないんじゃないわけですが。
他にも、例えば、ホームレスも大体同じで、積極的にホームレスになった人って、ほとんど存在しなくて、色々と社会から精神的ダメージを受けた結果、仕事をしよう、というパワーが無くなってるパターンが多いんじゃないかと。
ノミの実験の話とか有名ですが、それと同じなんじゃないかと。思うんですよね。
※ノミの実験
自分は心理学者でも宗教家でも医師でもないですが、人間って肉体と精神があって、肉体は生きていても精神が死ぬことってあると思うんですよね。
仕事があるかどうか、と、精神を殺す社会の問題は分けて考えないと解決しないと思うんですよね。
精神を殺す社会については、よくないですわ。
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