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現状の新型コロナ施策は破綻してますよね?

新型コロナ関連でよく見るこの図。

ようするにウィルスというのは一度罹患すれば抗体を持つことができるので、医療対応の限界を下回りつつ長期戦で乗り越えましょうという作戦だと思うのですが、無理ですよね?

4月18日の時点でウイルス罹患者は日本国内で1万人。対して日本の人口は1.2億人です。この1万人がのべではなく新規だったとしても、この状況が1.2万日続くわけです。10年で3650日です。ざっくり30年ぐらいですかね?

いや~無理でしょう。既に医療現場は限界です。病床とか設備とかもそうですが、そこで働く人達の体力・精神力が持ちません。

この状況を継続させて人類の多数が抗体を持つまで粘り勝ちしましょう。という戦略は破綻が見えているわけです。

そして、もう1つ破綻しているのが自粛施策です。

自粛施策はつまるところ濃厚接触を避けましょう。という施策なわけです。濃厚接触を避けることで罹患者数の急増を防ぎ、ウィルスに対して持久戦を仕掛けるという施策ですね。要するにさっきの図です。

ただね、濃厚接触をする場所っていうのはレストランとかスポーツジムといった3次産業じゃなくて1次産業2次産業でも濃厚接触なんですよね。

例えば最近の事例だと清水建設の従業員さんが罹患されました。

他にも漁船の漁師さんとか濃厚接触の日々です。3次産業は営業自粛となっていますが、1次産業、2次産業でも濃厚接触があるわけで、濃厚接触を防ぐことは無理なわけですよ。

1次産業が自粛してしまうと、食料が手に入りません。

雑な計算ですが、ようるすに現状の継続という戦略は破綻が見えており、破綻が見えている戦略を継続するということは狂気の沙汰なわけです。

コロナに限らず一般論ですが、時間は無限には存在しなく、そのうち時間の経過によって任意の選択肢を強制的に選ばされます。そして、選ばされた選択肢というのは往々にして最悪の選択肢です。

終息の定義が、多数が抗体を持つこと・特効薬の開発、ならば、医療のキャパ&体力は感染者1万人の段階で既に限界ギリギリなわけで1.2億の人口が抗体を持つまでは絶対に耐えられません。

特効薬の開発が!というのは映画の見過ぎで、それを期待するのは地に足がついていないです。もちろん、それにこしたことは無いですが。

ちょっと答えは無いのですが、

・よく見る図のやり方は無理
※すでに限界ギリギリ、ハコの数というよりも医療従事者の体力が続かない。

・食料の調達でも濃厚接触は避けられない。
※2次産業の清水建設でも営業自粛。

・特効薬の開発は楽観に過ぎる
※薬に限らず、開発の確約は不可能

という現状でしょうか。ネクストアクションのアイデアがあるというわけではないのですが、現状の粘り勝ち戦略は破綻が見えているということを認識し、別な手を考えていかないとマジでヤバイですよ。という感じです。